Erik Satie (エリック・サティ)についてまとめています。
■風変わりな言動 ●トゲトゲしい贈り物 マン・レイという写真家がパリで作品展を開いたときに、サティと意気投合しました。マン・レイがフランス語がわからず気まずい思いをしていたときに、サティの方から英語で話しかけたのです。(サティが4歳のときに亡くなった母親は英国人で、サティも英語を話せました。しかし、心の傷に触れないように普段は英語は使わなかったとのことです。)話がはずんできた二人は飲みに行き、帰る途中に材料を買って、とあるオブジェを創りました。 アイロンの底に一列に鋲を接着する…というものです。題は「贈り物」。 物凄く攻撃的で排他的なフォルムにこのようなタイトルを付け、しかもそれが友情の証とは…。 とてもサティらしくて素晴らしいセンスだと思います! 余談ですが、私も、アイロンのガラクタが手に入ったら是非真似をしてみたいな、と思っています。 |